一次エネルギー消費量の計算を考察

平成26年4月より改正された省エネルギー基準で建物の外皮性能とは別に計算することになった一次ネルギー消費量。建築研究所が提供するWEBプログラムを利用して計算するので、計算ルールが分かれば割と簡単に計算できます。q(外皮の熱損失量)とmC・mH(冷暖房期の日射熱取得量)それぞれの値が計算結果にどう影響してくるのか。また、主たる居室・その他の居室・非居室の増減はどう影響するのか。このあたりを実数値をもとに考察してみました。
続きを読む

床の断熱設計

床、断熱、熱的境界層

木造住宅の床の断熱設計には2通りの設計方法があります。1つ目は、床板の下に断熱材を施工する「床断熱工法」。2つ目は、基礎の立上り部分の屋外側又は屋内側(両方の場合もあります)に断熱材を施工する「基礎断熱工法」。どちらも一長一短があり、優劣はありません。H25年省エネ基準を元にこれらの床断熱を解説します。
続きを読む

Y町のリフォーム現場(4)

Y町リフォーム、H25年省エネ基準計算結果、アフター

前回はリフォーム前の外皮性能と一次エネルギー消費量を計算しましたので、今回はリフォーム後の外皮性能と一次エネルギー消費量を計算します。前回と同様に評価方法基準は、H11年省エネルギー基準ではなく、新しくなったH25年省エネルギー基準で計算します。 続きを読む

Y町のリフォーム現場(3)

H25年省エネ基準、一次エネルギー消費量、webプログラムの計算結果

今回と次回の2回で、前回予告していたリフォーム前とリフォーム後の省エネルギー性能を比較したいと思います。評価方法基準は、H11年省エネルギー基準ではなく、新しくなったH25年省エネルギー基準で計算します。今回はリフォーム前の性能を計算しました。 続きを読む

ようこそ!シンプルプランのHPへ

シンプルプランのHPへアクセスしていただき、ありがとうございます。当社は、省エネルギー住宅の設計・施工・監理・申請などをおこなっています。このページではシンプルプランについて以下のことを説明しています。このページ以外のことについてはブログ記事をご覧いただくか、直接お問い合わせください。

事業概要

事業名称 シンプルプラン
代表者 的場 千修
プロフ
事業所在地 〒360-0162 埼玉県熊谷市村岡298-17
登録等 建築士事務所 埼玉県(1)第11145号
CASBEE戸建評価員 戸-03319-15
気密測定技能者 1000-002
住宅省エネルギー技術者地域リーダー
設計 25-11-B2-045
施工 24-11-B-019
既存住宅現況検査技術者 第02-13-02564号
主な事業内容 省エネ住宅の設計・監理・施工
住宅の外皮性能計算及び申請
建築確認申請
長期優良住宅登録申請
低炭素住宅の認定登録申請
CASBEE戸建評価申請
ホームインスペクション
断熱設計・施工指導
一般住宅の現場管理
PHONE 090-9316-8809
FAX 048-536-5510
E-mail splan626@gmail.com

設計理念

日本は北の寒冷地から関東・関西方面の温暖地、南の亜熱帯地があり、地域によって気候風土は大きく異なります。また、戦後70年間での住宅建築の技術革新はめまぐるしく、特に家電製品をはじめとする設備機器の進歩は私たちの暮らしをとても便利で豊かにしてくれています。

一方で、長く受け継がれ探求されてきた日本の伝統的な家づくりの知恵は、片隅に追いやられ或いは忘れられています。産業化した住宅建築ではこうした地域の気候風土や先人の知恵は活かされることは少ないです。日本のどこでも同じ造り、同じ間取り、同じ素材では快適な暮らしづくりとは言い難いものです。

文明の進歩を否定することなく、地域の気候風土を読み取り、先人の知恵を活かした家づくりこそが賢い家づくりとなり、快適な住まいとなると信じています。

限りある予算の中でどんな家づくりができるのか、それをじっくりと検討して悩んで迷う。家づくりはとても膨大なエネルギーを費やすものです。シンプルプランの「設計」は、そんなあなたの家づくりへの「想い」をかたちにするお手伝いをすることです。

省エネルギー住宅

省エネルギー住宅と聞いてどんな家をイメージするでしょうか?光熱費が安い、暖かい、涼しい、値段が高い、オール電化、太陽光発電・・・などをイメージすることが多いと思います。どれも間違いではないですが、省エネルギー住宅の本質的な部分を見てないと言えます。

結論から言うと、住宅の省エネルギー性能を高めるということは、「断熱」「気密」「防露」の3つの性能を高めることです。光熱費やオール電化、太陽光発電などの設備機器やその電気代などは住宅の省エネルギー性能ではなく、住まい手の趣向や暮らし方によるものです。

では、「断熱」「気密」「防露」の3つの性能を高めるとはどういうことなのか・・・?使用箇所によって適切な「断熱材」を選定し、「気密」「防露」性能を確保できる素材や施工方法を設計することです。

誤った設計では、「断熱」性能ばかりに気を取られ「気密」「防露」性能を確保できていません。結果として、結露が生じやすくなったり、隙間が多く暖冷房のエネルギーを無駄に消費する家が出来てしまうことは少なくありません。

「気密」「防露」性能をキチンと設計できていれば、結露の発生を抑え、発生しても適切に排出することができます。室内ではカビやダニの発生を抑えられるので空気環境が良くなり、構造体も乾燥状態が維持できるため建物の寿命が長持ちします。

「断熱」性能を高めることで、家の中の温度差が小さくなり家庭内の脅威であるヒートショックの発生を抑えることができます。ヒートショックによる死亡事故数は交通事故の死者数の2.5倍とも言われています。健康的な暮らしには「断熱」は欠かせないのです。

人と建物の健康と寿命を守る、これが省エネルギー住宅の本質的な部分です。結果として暖冷房エネルギーも小さくすることができ、地球環境への負荷も小さくなります。省エネルギー住宅に住むということは、自分と家族が快適な暮らしができて、さらに環境にも配慮することができる一石二鳥にも三鳥にもなることを意味します。

ホームインスペクション

ホームインスペクションをご存知でしょうか?ここ数年で注目が集まってきていますが、ホームインスペクションとは「住宅(ホーム)の検査(インスペクション)」を意味しています。

日本は少子高齢社会となっており、人口が減少しています。全国の住宅をストック(在庫)数だけで考えれば、既に新築する必要は無いだけの数が確保されています。国も新築よりも既存の住宅を長持ちさせることに力を注いでいます。

そこで、ホームインスペクションが必要になってくるのです。これまでも優良な施工会社(ハウスメーカーや工務店)は、定期的に点検などを実施していましたがその数はごく少数です。実際、あなたの住まいを建てた施工会社と今でも繋がりがあるでしょうか?

ホームインスペクションは建物の「今の状態」を検査して報告することが目的です。例えるなら建物の「健康診断」です。皆さんも年に1度は健康診断を受けていませんか?

ホームインスペクションも健康診断と同じでいくつかの段階があります。重点的に調べるのは、「雨漏り」「白蟻被害」の2点です。「雨漏り」が発生したままの状態を放置していると、間違いなく「白蟻被害」が発生します。「白蟻被害」が発生すれば、最悪建物としての寿命が終わります。つまりこの2つの事象は家にとって最も悪い病気と言えます。

ホームインスペクションではこれらが発生する可能性を検査しています。屋根材の破損、外壁のひび割れ、コーキングの破損、設備配管の老朽化・・・と要因は多岐にわたります。どんな住宅でもいずれこのような事象が必ず発生します。

「建物の専門家=住まいのドクター」であるホームインスペクターでなければ調査・判断ができません。本来は家も人の命に関わるとても大切なものなので、車の車検と同様に定期検査が必要なのです。あなたのお家にはかかり付けのホームインスペクターはいますか?