省エネ住宅ポイント制度の速報

平成26年度補正予算で「省エネ住宅ポイント制度」が成立する見込みのようです。現時点では、決定事項ではありませんが概要はきまっているようなので、記事にまとめてみました。

制度の名称が若干異なりますが、「住宅エコポイント制度」の復活ですね。何故か分かりませんが、「長期優良住宅」関連の補助金制度も毎回、名称が変わります。内容も少しは変わりますが、名前を変えるほどではないと思います。(汗)むしろ、同じ名称にしてもらった方が各方面に説明する手間が省けますし。

対象期間

今回も、新築・リフォーム両方と建売住宅も対象となるようです。注意として、「契約」「着工・着手」「完了」の対象期間に気をつけなければなりません。

新築・リフォーム
工事請負契約 H26.12.27以降。(工事着工前に限る)
建築着工・工事着手 請負契約~H28.3.31までに着工。
新築住宅の建売
H26.12.26までに建築基準法の完了検査の検査済証が発行され、予算成立日以降に売買契約を締結した新築住宅。

住宅の性能要件

旧住宅エコポイント制度と概ね同じですが、新しい基準名称などもあります。「一次エネルギー消費量等級」「断熱等等級」はH25省エネ基準からの品確法の新しい住宅性能基準です。

一般住宅(全ての構造) トップランナー基準の一戸建て住宅
トップランナー基準の共同住宅
一次エネルギー消費量等級5の住宅
木造住宅 一次エネルギー消費量等級4の住宅
断熱等性能等級4の住宅
省エネルギー対策等級4の住宅
エコリフォーム 窓の断熱改修(H25年またはH11年基準に適合)がいずれかに該当

イ.ガラス交換 ロ.内窓設置 ハ.外窓交換

外壁、屋根・天井、床の断熱改修
次のエコ住宅設備を3種類以上設置

イ.太陽光熱利用システム ロ.節水型トイレ ハ.高断熱浴槽 ニ.高効率給湯機 ホ.節湯水栓

その他の工事 上記の工事に併せて行う場合対象となる
バリアフリー工事

イ.手摺の設置 ロ.段差解消 ハ.廊下幅等の拡張

エコ住宅設備の設置

上記のエコ住宅設備のうち3種類未満

リフォーム瑕疵保険への加入
基準を満たす耐震改修工事

「省エネルギー等級4」と「断熱等等級4」は性能としては変わりません。評価方法が異なるだけです。つまり、H11年基準とH25年基準の違いですね。平成27年3月31日までは、H11年基準の移行期間なので当然ではありますが、今後H25年基準を義務化していく上ではH25年基準のみにした方が良いのでは?と個人的には思います。

又、他の目的を同じとする補助金制度は受けることはできません。

発行ポイント数

ポイントに関してもこれまでの旧住宅エコポイントと同じような按分になっています。

ポイント数
新築及び建売 300,000
リフォーム 300,000

耐震改修を行う場合は

450,000

これも大きな変更はありませんが、リフォームは部位ごとにポイント数に決まりがあります。

【窓】

大きさの区分 内窓設置・外窓交換 ガラス交換
面積 窓1枚当りの

ポイント数

面積 ガラス1枚当りの

ポイント数

2.8㎡以上 20,000 1.4㎡以上 8,000
1.6㎡以上

2.8㎡未満

14,000 0.8㎡以上

1.4㎡未満

5,000
0.2㎡以上

1.6㎡未満

8,000 0.1㎡以上

0.8㎡未満

3,000

【外壁、屋根・天井、床】

断熱部位 ポイント数
外壁 120,000
屋根・天井 36,000
60,000

※部分断熱の場合は、ポイントは半分になります

【設備エコ改修】

エコ設備の種類 ポイント
太陽熱利用システム 24,000
節水型トイレ
高断熱浴槽
高効率給湯機
節湯水栓 3,000

設置台数にかかわらず、該当するポイントの発行となります。

【その他工事】

該当箇所当り、それぞれ以下のポイントで最大60,000ポイントが限度となります。

施工内容 ポイント
手摺の設置 浴室 6,000
便所
洗面所
上記以外の居室
廊下・階段
段差解消 玄関・勝手口など
浴室
浴室以外の屋内
廊下幅等の拡張 通路の幅 30,000
出入口の幅

【瑕疵保険・耐震改修】

リフォーム瑕疵保険加入 11,000
耐震改修 150,000
既存住宅購入加算 100,000

新しいものとして、「既存住宅購入加算」というものがあります。これはH26.12.27以降に売買契約を締結し、締結後3ヶ月以内にエコリフォーム対象工事の工事請負契約を締結する、という条件になります。3ヶ月というと、平成27年3月26日までに契約ということですね。なお、この100,000ポイントというのは上限ポイントのことで、対象となる工事は上記のリフォームと同様ということです(あれ?通常のリフォーム工事の方が上限ポイント数が多いのかな?詳細分かり次第追記します)

ポイント交換

ポイントの利用方法は2通りになります。

商品交換 省エネ商品、地域振興品、商品券、寄付など
即時交換 追加的に実施する工事及びグレードアップ工事の費用に充填

即時交換については詳細資料がまだありませんので、内容的にちょっと分からないところがありますね。

申請期限等

ポイントの発行は平成27年3月上旬以降の予定です。注意点は以下の完了報告の期限です。

【新築】

戸建住宅 平成28年9月30日
共同住宅(10階以下) 平成29年3月31日
共同住宅(11階以上) 平成30年3月31日

【リフォーム】

 一定規模以上(請負金額1、000万円以上) 平成28年6月30日
共同住宅等で耐震改修を実施する10階以下 平成29年3月31日
共同住宅等で耐震改修を実施する11階以上 平成30年3月31日

この期限を過ぎるとポイントは貰えなくなります。


ざっと、現時点で公表されている内容はこんなところです。実際の申請には色々な証明書や計算書が必要となります。これから工事請負契約を締結する場合は、是非利用したい制度ですね。

今月中に業者向けの説明会が開催され、資料も入手できます。後日記事にしたいと思います。