熊谷市N邸新築工事(3)

ゴールデンウィーク前から着工している熊谷市のN様邸の新築工事が大分捗ってきました。上棟後からここ最近までをザザッと記事にしてみました。

屋根工事~外壁工事

上棟後に行う工事は屋根工事です。まだ木の軸組みだけの状態では雨に降られると工事は進みませんし、内部の工事を進めてしまうと濡らしてしまいます。ですから、屋根を葺き、外壁を貼り、サッシを取り付ける、という工程が優先して進められます。屋根さえ葺ければ風の弱い少量の雨なら内部の工事もできたりします。

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屋根の下葺防水材のアスファルトルーフィングは水(水蒸気)を通しません。万が一の雨漏りのために木造住宅の屋根下葺材としては必ず施工します。色々なメーカーの製品があるので、緑色以外のグレー色やクリーム色なども稀に見かけます。ここでいう「アスファルト」は道路舗装の「アスファルト」と基本的には同じです。原紙にアスファルトを含侵させて製造しています。
外壁が縦張りサイディングのため、下地の胴縁は横方向に張ります。但し、普通に胴縁を取り付けると隙間無く施工される場合が多いです。胴縁の役割は、「外壁材を留めるため」だけではなく、「通気をとるため」でもあります。外壁は1年中外気に晒され、夏場の表面温度は60度位になることもあります。この熱は当然室内側に移動して通気層の空気を暖めます。この暖められた空気が通気層部分で停滞してしまうと、家の周りで暖房を点けているような状態になってしまいます。これを防ぐ溜めには通気層がきちんと繋がっていて、空気の入口と出口を設計しておく必要があります。
※画像の黒い部分は黒板を消している部分です。

断熱施工

続いては断熱工事の様子です。断熱材施工箇所は、屋根・外壁・床(一部基礎)となります。
屋根断熱は垂木(下地材)のサイズが大きいものを使用してその間に断熱材をはめ込んでいます。野地板を張った時に自然に通気層が出来るように断熱材と垂木のサイズを調整しました。気密性を上げるために室内側から継ぎ目などを気密テープで塞いでいます。
外壁断熱はグラスウールの充填断熱です。気密フィルムはなるべく大きめに下地に貼り付けて隙間をなくして施工します。
床断熱は屋根と同じ押出法ポリスチレンフォームを使用しました。大工さんの作業が早過ぎて写真を取る前に床を張られてしまいました(汗)。・・・予想より仕事が早かったです。もちろん床下を覗き込んでの施工確認はしています。
外壁の断熱施工で忘れられやすい箇所として、ユニットバスの外壁部分があります。ユニットバスは施工の時期が早いので無断熱のまま施工されている現場を見かけることも少なくありません。また、外壁の充填系の断熱材は上張りの壁面材で気密をとるので写真のような状態で完了となります。

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サッシの水切りシートの施工も忘れられることがあります。木製や樹脂製のサッシであれば結露しないので不要となりますが、金属製のサッシは必ず結露します。その結露水をきちんと屋外に排出して下地の木部や壁体内の断熱材などを濡らすことがないようにしなければなりません。その役割がこうした水切りシートなどです。
先に説明した外壁の通気層もきちんと経路が繋がっていれば、この結露水を乾燥させたり、雨漏りした水を屋外に排出させる経路にもなります。
目立たない箇所ですし、完成後には隠れてしまうのですが、このような部分ほどきちんと設計・施工が必要だと思います。

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