熊谷市N邸新築工事(2)

GW前から始まった現場が2つ、諸々の申請業務が複数と、一度に仕事の依頼を複数頂いたので一気に忙しくなり半月ぶりの記事になってしまいました。非常に喜ばしい事なのですが頭と身体がパンパンな状態です・・・。まぁ、言い訳はしてられないので前回記事にした新築住宅のその後を記事にします。

基礎工事

前回からの引き続きで鉄筋の配筋検査後にコンクリートを打設します。ベタ基礎コンクリートの場合、コンクリートは2回に分けて打設する施工方法が一般的です。
1回目はスラブコンクリートといい、基礎底に平にコンクリートを打設して「コンクリートの床」を作るイメージです。このスラブがベタ基礎の「ベタ」部分と言えます。ベタ基礎コンクリートの強度はスラブコンクリートの強度とスラブ配筋でほぼ決まります。大きなコンクリートの床面で上からの荷重を均等に地盤に伝え、地震などの水平方向の力に面で耐える構造となります。

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UBと洗面所の床下空間は「基礎断熱」としました。UBの床下部分に断熱材を施工するのは基本的に無理なので、基礎部分に断熱材を施工して外気からの熱の出入りを抑えます。ここでいう外気には他の部屋の床下も含まれます。断熱を床で行う場合、その床下は屋外と同じ扱いとなるのです。ですから、断熱施工をする上では床断熱した床下空間は「屋外」となります。
洗面所も合わせて基礎断熱しているのは別の理由があります。基礎断熱した場合、床下空間は室内と同等に扱いますので熱の出入りを防ぐために気密化をはかります。つまり他の床下空間とは隔離するわけです。こうなると床下を点検する改め口を別に設ける必要があります。特に1階には、キッチン・洗面所・トイレ・お風呂と水廻りが集中し、給水・排水・給湯の配管があります。点検・補修のために床下に潜る為には床断熱部分と基礎断熱部分それぞれに入口が必要です。
洗面所の床に断熱施工するのは簡単ですが、そうした場合UBの床下のみに基礎断熱をすることになります。UBには床下にもぐる改め口は設けられないので、洗面所とUBの基礎部分に改め口を設けるしか方法がありません。住宅の床下空間は這って出入りできる程度の高さしかありませんので、この施工方法では配管の集中するUB~洗面所間では難しいのです。
そこで、UBと洗面所を基礎断熱とすることで点検・補修のための出入り空間を確保でき、熱的境界部分の施工も簡単に行うことが可能となるのです。

上棟

基礎工事の後は土台敷~上棟となります。今回の設計では、1・2階共床の下地は厚い合板を張る「ネダレス」工法を採用しています。ネダレス工法は、土台や梁の上に直接合板を留めつけその上に仕上のフローリングなどを施工する方法です。根太工法のように下地木材を1本1本施工しないことで工期の短縮ができ、尚且つ、合板と土台・梁が緊結することで大きな水平方向の力に抵抗することができます。

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上棟では1日で1階の柱から屋根の下地垂木まで施工するのが一般的です。天候や建物の大きさ、大工さんの人数などにより多少差はでますが、今回は野地板(屋根の下地合板)まで張り上げることができました。上棟の時には、その後工事をする大工さん以外に手伝いの大工さんやかしら(とび職)を数人呼びます。人数が多いときにある程度進められるとその後の屋根工事までがスムーズになるので、いつも何とか野地板まで施工できるようにみんなで協力して作業をします。
私は15年近くこの仕事をしてますが、梁の上をスタスタ歩くことのできないビビリ屋さんなので足場から応援のみしてます(笑)。慣れた現場監督だと職人さんと一緒に作業を手伝ったりしていますね。以前はそうなれるように努力していましたが、どうにも自分にはそれは無理と悟ったので、上に登る作業以外を手伝うことにしています。

事故もなく、無事に上棟ができたので一安心でした。

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